こんにちは、今日は国民病とも言われていますガンのニュースの中で「STOP ガン」という番組が きっかけとなり、「最先端の予防医療について」、そして今回のこのブログでは“尿一滴”について取り上げたいと思います。
その前に、今年2020年になって早々、中国の武漢市の一部地域が感染源を思われているや否や、今は世界的にも広まりそうな気配で、またそれに乗じて「五輪中止」なんていうデマまで飛び出し、WHOも緊急事態宣言を出す事態となり、単なる一過性で1日も早い終焉を望む次第です。
その点では、がんの歴史は、なんと紀元前400年頃 古代ギリシャの医学者ヒポクラテスが、ギリシャ語で「カニ」を意味する「カルキノス」(英語のcancerの言語とも言われている)という言葉を使い人類は、これほど長きにわたりがんと闘ってきているんですね。
がんは1981年以降38年もの間、日本人の死因第1位。生涯に2人に1人ががんを経験し、3人に1人ががんで命を落とす。
しかし 早期発見で治るケースも増えているが、再発の可能性は拭いきれない。
身近な人ががんに罹患したと聞けば、他人事ではないと感じ、「いつか自分も…」と不安な気持ちになる。検診を受けるのも怖くて躊躇してしまいますね。
いまこうした状況に変革が起ころうとしており、そしてまた もはや不治の病ではないとも言われつつでもあります。
なぜかと、われわれの尿一滴の中にある小さな虫を入れることにより、ガンがあるかないかを見分ける画期的な方法が今年2020年より実用化され始めたのです。
さきほど申し上げましたとおり、今回のブログでは、この尿についてであり、血液については別ブログの”血液一滴”を訪問していただき存じます。
目次
尿一滴 で、線虫が早期がんを嗅ぎ分ける! ――95.8%という驚きの高感度
九州大学大学院生物科学部門の廣津崇亮助教らの研究グループが、がんの匂いに注目し、「線虫」が尿によって95.8%という高い精度でがんの有無を識別できることをつきとめたのです。
その研究の中心となられた廣津氏は線虫の嗅覚を長年研究してきた人物であります。
尿1滴、わずか数百円という手軽さで、ステージ0や1の早期がんまで見つけることができるといいいます。
この検査の仕組みや、今後の実用化への見通しなどについて廣津氏に伺いました。
がん検診にどんな変革が起きようとしているか?
年間30万人ががんで命を落とし、3人に1人ががんで亡くなっている。また、生涯のうちにがんにかかる可能性は、男性の2人に1人、女性の3人に1人と推測されています。
医療費も膨らむ一方。厚生労働省の発表によると2018年には4兆円以上が、がん医療に充てられ、しかし団塊世代の高齢者の増加に伴う ますますの膨らみ一方は確かなことと思われています。
この今後ますますな膨大な死亡者数と医療費を削減するには、何といっても早期発見・早期治療が第一ではないでしょうか。
ところが今のがん検診は、受診者にとって面倒なわりに費用対効果に課題がある。胃がん、大腸がん、肺がん、子宮がん、乳がんなどと部位別に診断を受けねばならず、時間はかかるし費用もかさむ。
また、とくに早期がんは見つかりにくいという難点もある。そうした状況もあって、日本のがん検診の受診率は、全体でも3割ほどにとどまり、それがまた手遅れにつながるという悪循環が現実です。
今、そうした課題を一挙に解決するようながん検診の大変革が日本発で生まれようとしています。
検査するものは尿。使うのは「線虫」という体長1ミリほどの生き物。端的にいうと、1滴垂らした尿の匂いに線虫が好んで寄って来れば「がんの疑いあり」、嫌って遠ざかって行けば「がんの心配なし」となる。
装置を使った大がかりな診断と違い、線虫を使ったこの方法は簡単かつ従来の比べたら安価。さらに精度も95.8%と驚きの高さだ。
しかも、ステージ0〜4まであるがんの進行度のうち、ステージ0や1といった早期がんも発見できるという。
すい臓がんのように発見が困難ながんをも見逃さないという。したがって、「がん有り」となった人だけが従来の部位別検診を受ければいい。
この新たな検診法で、誰もが気軽にがん診断を受けるようになれば、がんの早期発見・早期治療につながり、がん診療のあり方を根本的に変えることになる。この画期的な研究を主導してきたのが、九州大学大学院理学研究院助教の廣津崇亮氏です。
線虫「C・エレガンス」との出会い
廣津氏は東京大学の4年生のときに線虫に出会った。線虫は線形動物門に属する動物の総称で、細長い糸のような形をしている。土壌や水中で生きるものもいれば、私たちの身体に寄生しているものもいると言っています。
生物学者にとって線虫は馴染みある生き物だ。中でも「C・エレガンス」という線虫は、室温で飼育でき、遺伝子の数が約1万9000と少なく、わずか4日で次世代をつくるなど実験につごうの良いことづくめのため、以前から「モデル動物」として研究に使われてきた。
廣津氏は、大学院修士課程を修了後、研究室の恩師・飯野雄一氏に薦められて、C・エレガンスの嗅覚についての研究を始めた。がん遺伝子として有名なRasというタンパク質が、C・エレガンスの嗅覚と関わっているかもしれないという。
廣津氏はこの関係性を確かめる実験を重ね、その成果を論文にしたところ、科学誌『ネイチャー』に載った。「うれしかったですね。その気になり、嗅覚の研究を本格的に始めました」。
まずは、「がんの有無」をスクリーニング
廣津氏と九州大学は、この線虫を使ったがん診断システムを「N-NOSE」「Nematode(線虫)-NOSE(鼻)」と呼んでいる。この診断法の画期的な点をあらためて簡潔に列挙すると次のようになる。
● 早期がん(ステージ0や1)まで発見できる
● すべてのがんを1度に検出可能(早期発見が難しいすい臓がんを含み15種類のがんがあるかどうかがわかる)
● 95.8%という高感度
● 必要なものは尿1滴
● 診断結果が出るまで1時間半という迅速さ
●従来のガン検査と比べてかなりの安さ
これらの利点に加えて、廣津氏は「がんの有無を、とにかくまず見分けられること」を強調する。
「この診断で、がんがあると診断された人だけが、さらに詳細な検査を受ければよいことになります。診察する医師も、今後は『がんが有る』と診断された人に絞ってどこの部位にがんがあるかを探すわけですから意識も高くなり、見つけやすくなると思います」
がん有無の“振るい分け”としてこの診断法を用いれば、健常者は高価な検査をいくつも受診する必要がなくなるので、時間も診断にかかる費用も削減できる。
さらに、早期がんは進行したがんより治療費を抑えられるので、負担は大幅に削減される。国全体で考えれば膨大な医療費削減につながるわけだ。世界で活用されれば、人類全体への貢献は計り知れない。何より、がんで苦しみ亡くなる人もこの早期発見で激減するはずだ。
「がんと診断されても、早期であれば今ほど深刻に思わず、手術を受ければ大丈夫という前向きな考え方になるかもしれません。がんには“不治の病”というイメージがありますが、早期で見つかれば治る病気なのです」
ただ、この新しい診断法にも課題はある。体の部位別に、どこにがんがあるかを特定できるようにすることなんですね。実現すれば「がんの有無」だけでなく「どの部位にがんがあるか」まで、C・エレガンスを使った検診で分かることになります。
その点、C・エレガンスはモデル動物であることから、遺伝子操作などの技術も実績も蓄積されている。
「この点については、既に特定のがんにだけ反応することができない線虫株を作製することに成功しており、今後研究を進めていくことで実現可能だと考えています」と廣津氏は語っています。
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最後に、ガンに関してのブログもどうぞ「ご存知でしたか? 日本が「がん大国」であることを。アナタはこのところ何を口に入れましたか?」