脱腸 、もうすでに ご存知でしたでしょうか?
まだ、ご経験ない方、こんな症状はありませんか?
足の付け根にふくらみができ、違和感・不快感を感じる???
皆さん、こんにちは。 こんな症状を感じ始めたら、それも50代以降の男性。その上、横になったり、手で押さえると引っ込んだりし、
人によっては、吐き気を感じるほどの下腹部に強い痛みを感じる。
それが脱腸、別名 鼠径ヘルニアとあまり日常では、目にしない症状名です。
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なぜ「恥ずかしい病気」なの?
下図のグラフからも、この手術を受ける患者は、50代以降、そして9割近くが男性です。
という私も実は、とうとうこの病気の仲間入りをさせていただく事になり、それも2回も手術の恩恵を受けさせていただく羽目にもなり、2回手術体験者として、感想も華ね、私 常に声大にして叫んでいますPPK(ピン・ピン・コロリ)に近ずく一助になれば幸いです。
と言いますのは、私 現在73歳(令和2年5月時点ですが)までの人生で、お陰様に痔以外の手術だの入院の経験はなく、まず心底 注射嫌いで、注射と聞くとその場から逃げ出すこともありました。
しかし、7年ほど前に、何故かこの症状に出くわしてしまい、注射嫌い、恥ずかしさの両方で自宅の玄関から病院に向かおうとsても足がすくんで・・でしたが、清水寺の舞台から飛び降りる・・心境で某病院で手術を受けました。
そしたら、クリーンなクリニック内、不安感が吹っ飛ぶ笑顔のスタッフ達、それに一回り以上 私よりお若いのに執刀医への信頼感、あれほど苦手だった注射もどこへやら・・で、天国への眠りの中で終わり、その場からすぐ家路につく事ができました。
「何だ こんな簡単なことで手術も終わるんだ」と実は”高を括っていました”、ところが7年後の2020年、令和2年の世界中を不安に陥れたコロナウイルスが猛威を振るう ちょっと初期の段階の頃、今度は前回の左側とは反対の右側に、症状が現れ、手術に至ったわけです。
脱腸(鼠径ヘルニア)の原因とは?
脱腸(鼠径ヘルニア)の原因は生まれながらに脱腸である先天性のものと、仕事や生活習慣、加齢や病気、妊娠による後天性のものがあります。
そして、お腹の中にある臓器を包んでいる腹膜と内臓がソケイ部の筋肉の弱いところから飛び出してしまうのが脱腸(そけいヘルニア)です。
男性と女性では男性の方が、鼠径ヘルニア(脱腸)になる可能性が高いのが現状です。各医院のデータでも、約86%の方が男性で、特に55歳以上は約92%の方が男性です。男性の方が後天的・加齢により発症してしまうケースが多いという事です。
人体の構造で、そけい部が弱い、つまり、鼠径部(股のところの足の付け根)は元々鍛えようがなく、その部分が加齢と共に弱くなって、何らかのきっかけで発症するのが男性の鼠径ヘルニアなんです。
つまり筋肉の衰えから、まとめますと”加齢とともに鼠径部の弱くなった部分から腸などが腹膜に包まれた形で飛び出してしまう状態”と、出てしまうか出ないかは神のみ知るということですね。
それでほんとに怖いのは、そのまま放っておくと?
成人の鼠径ヘルニアが自然に治る事はありません。放っておくとふくらみがどんどん大きくなって、目立つようになったり、痛みなどで日常生活に支障がでるようになります。
また、腸が出っぱなしになって戻らなくなる「嵌頓(かんとん)」と呼ぶ状態になると、首を絞められたような状態になって腸が腐ってしまう(壊死する)ため、ただちに緊急手術が必要になります。
大体、脱腸って何なの?
鼠径ヘルニアは人類が二足歩行をすることから始まった病気です、ですので二足歩行が無くならない以上、つきまとう病気です。
男性と女性では鼠径部は構造的に男性の方が弱い作りとなっており、鼠径ヘルニアを患います。
実際に成人鼠径ヘルニアの90%近くは成人男性による発症となっており、ひとつだけ言えるのは、鼠径ヘルニアは椎間板ヘルニアと同様に、人間が持つ構造的な欠陥から 生まれてくる症例ですので、人類が生きている以上、極端な言い方をすれば二足歩行を続けている以上はなくならない病気ということがなんですね。
生活習慣から発症するケースもあるんですか?
生活習慣といっても食事や喫煙・飲酒などではなく、仕事や運動から発症する場合があります。発症する可能性が高いのはお腹に力がかかる力仕事が多い職業です。お腹に力が加わると弱いそけい部に負担がかかり、鼠径ヘルニアを発症するケースが多々あります。
同様にスポーツ選手や、重いものを持つ職業の方も発症のリスクが高いですね。力仕事が多くなくても、立ち仕事が多い場合も同様です。お腹の筋肉が弱ってくると立ち仕事でも負担がかかり、発症リスクが高まってしまうのです。
他にも肥満の方、前立腺肥大、咳をよくする人なども発症率が高い傾向にあります。また、極端なカロリー制限による短期間のダイエットも、筋肉を構成するたんぱく質の摂取不足になり、発症のきっかけになることがあります。
いったい何人の方が脱腸で患っているんですか?
鼠径ヘルニアは統計によりますと、日本では年間およそ12~13万人が手術しています。 しかし、米国では鼠径ヘルニア(脱腸)で受診する人が年間80万人もいるといわれており、日本では毎年、約12万~13万人の方が治療を受けています。
日本では忙しさや、羞恥心から違和感や痛み症状を我慢する方も少なくありません。大きな鼠径ヘルニアになっても痛みがないからと、受診されない方も多くおられます。(私も暫くはそうでした。)
最も問題なのが患部が患部だけあって「恥ずかしい病気」のイメージもあり、受診をためらわれている患者さんが相当いるのはないかな。
そして潜在的な患者数は25~30万人くらいは更にいるとのことです。
鼠径ヘルニアは初期の段階で症状を確認し、早期に受診・手術をすれば、身体への負担も最小限に抑えられ、日帰り・一泊入院で治療できます。
逆に放置された、大きな鼠径ヘルニアは、手術時の組織の剥離範囲が多くなる傾向があり、初期の鼠径ヘルニアに比べ、身体への負担が増します。
痛みについても、身体にメスを入れるわけですから、無痛なわけではありません。ただし、痛みのコントロールは出来るようになっきました。
外科手術の専門性と麻酔技術の専門性の融合が、短時間での離床・退院を可能にしております。日帰り・短期滞在手術の、重要なポイントは、術後の回復をサポートできるソフト(スタッフ)とハード(入院ベット等の施設)です。
医師だけではなく、日帰り手術の全てに精通しているDSコーディネーターと、手術前後の身体の回復を十分にサポートできる病室が、高度な医療(日帰り短期入院手術)を支えています。また、それを可能とする、麻酔の技術がとても重要になります。その為、欧米では日帰り手術センターの責任者は、麻酔科医である事が多いのです。
今話題の新宿外科クリニックさんとは?
2度の手術でお世話になりました”新宿外科クリニック”さんは、もうこれ一言です、クリニック内に入るや否や安心感のオーラが充満しており、痛みも恥ずかしさも どこかに消えてしまい、あっという間に終わってしまいます。
それに、新宿駅の南口からも一直線で男性の足で、それもこの年齢でも10分かかるかどうかの解り易い場所です。
手術までの一連の流れで、すこしも煩わしいこともありません。
現在はメスも入れず腹腔鏡による手術も行われているようですが、2度目の時も、全然迷いなく、新宿外科にまっしぐらでした。
なお、下記の写真が手術後2週間目と2ヶ月後の写真です。
あと、クリニック、院長先生、スタッフの方々、そしてレビューなど掲載されています新宿外科クリニックのホームページをどうぞ、より詳しくご理解、ご納得されます。
最後に、自分の健康の傾向を遺伝子から目安となります”遺伝子検査“も一読どうぞ