健康寿命 豊かな余生に

英国人カップル、四国お遍路

古林 茂樹
Written by 古林 茂樹

平成30年(2018)3月4日、某新聞に『急増! 外国人 お遍路 さん』そして『ロンドンに住む英国人カップルが3月下旬、高知県東端の海辺の寺で結婚式を挙げる』との記事に目が留まり、ここ投稿させてもらいました。

お遍路

二人とも仏教徒でもなく、日本語を話せなく、それがなぜ?

日本の歴史と哲学について、たくさんの本を読む中で、四国遍路を知り,憧れていた と言うのが大きな理由のようですが、それでもそれだけで、あの大変な巡礼をされるとは,ちょっと・・と思いますが、ともかく彼氏の方が膝をついて、彼女にプロポーズをして、その翌日から50日間の巡礼が始まったとのことです。

無論途中で思わぬトラブルに出くわしたりして、断念も考えた事も会ったらしいですが、まだ一緒に暮らしてはいなかったので、いつもお互い着飾って会っておりでしたが、遍路では毎日、同じ装束。全てを脱ぎ捨て、生きるための最小限度のたびの中で、思考も鮮明化されたとの彼氏のご意見。

一方 彼女の方は、back to basic(原点回帰)と表現。 『痛みと戦いながらも、ストレスやテクノロジーから開放され、一歩一歩に集中できた。今はすべて歩き通したと胸を張って言える』

徳島大で遍路を研究するデービッド・モートン氏のアンケートでは、『人々の接待は想像以上』、『日本の田舎を堪能でき、あくせくした日本のイメージが完全に変わった』などの回答があったとのことです。

そもそも お遍路 とは?

『四国遍路には、外国人が旅行先に求める4つの要素がある』と分析。  ①日本の歴史や文化に触れる ②長距離を歩く ③チャレンジやアドベンチャー ④人があまり行かない場所』 とした上で、『ここ数年、遍路情報は様々な言葉で発信されており、個人だけでなく、団体ツアー増え続けるだろう と。

今 年間に15,000から20,000人くらい訪れるらしいですが、そのうち本当に歩いて88箇所まわるのは、一割あるかどうかで、ほとんどはバスのようです。 その中でも全工程を歩かれる方は2,000~3,000人ほどという、やはり大変な苦労の巡礼なんですね。

が しかし、そんな状況下でも現在外国からの巡礼者が年々増えており、2016年7月から一年間で全体の一割ほどの 323人の外国人が『遍路大使』の任命書を受け取っているとのことです。

 

私個人の事で恐縮ですが、私はあるご縁で御岳山登拝を、この11年間 毎夏にやってきていますが、登山中の苦しいときはもうこんな事は来年はしないぞと思いながら、なぜかその時期になると山に引き寄せられ、また苦しい思いをして頂上を目指しています。 下記画像はその途中の滝修業で、右側が本人です。

老若男女、国を問わず、皆なにかしらの願いを秘めて今日もこつこつとひたすらに歩かれたり、山に登ったりしていると思います。このお遍路さんでは最後の88箇所目のお寺に、又山の頂上に着かれた時、達成感はやってみた者でないと分からないと思います。

いかがでしょうか? ご利益を求めてでも、健康のためにでも、目的は何でもいいと思います。 今年はチャレンジをしてみませんか?

最後に、この記事の英語版もいかがでしょうか? 
Ohenro(Pilgrimage)Couple from London

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古林 茂樹

古林 茂樹

1946年(昭和21年9月16日)、長野県生まれ、紆余曲折の末、古希を迎えた70歳からbloggerとなり、現在ちょうど4年目(Sept.30,2020)だが、いまだ試行錯誤の毎日、だが、ヤリガイがあり、縄跳び、swimming, & ワインと共に楽しく、happyな毎日です。
I'v lived a life full of ups and downs, and turns and twists, however, I'm happy.