飲み過ぎ認知症 に陥ったネコちゃん
待ちに待った『春到来』 今年(平成30年)のあの一段と底冷えするような寒かった冬も、ようやく日本列島から離れようとしている昨今となり、春の足音もすぐそこに。 うれしいですね!
なぜって桜舞い散る花びらをつまみに飲むお酒の美味しい事。 イヤもうたまりませんね、さくら鑑賞愛好会メンバーならびに酒愛好家には。
しかし、それに冷や水をかけるような事があるんです。 今回のタイトルからもお分かりのとおり、、こんな研究結果が発表されました。
アルコールの飲み過ぎは、あらゆる種類の認知症、特に早期認知症のもっとも重要な危険因子であることが、3,000万人以上を対象とした大規模調査で明らかになった。 健診でアルコール障害を早期に発見し介入することで、認知症を減らせる可能性があります」と、研究者は指摘している。
目次
アルコール障害が認知症リスクを3倍以上に上昇させる
研究チームは2008~2013年に、フランスの3,162万4156人の医療記録を解析したとの事。
そしてその期間中に110万9,343人が認知症と診断された。 その結果、「アルコール使用障害」(AUD)は、あらゆるタイプの認知症、特に早期発症型認知症の発症のもっとも重要な危険因子であることが明らかになったと。
アルコール使用障害は、あらゆる種類の認知症のリスクを、男性で3.4倍に、女性で3.3倍にそれぞれ上昇させるという願わない結果が。悲しいね!
また、全体の5.2%にあたる5万7,353人が65歳以前に発症する早期認知症と診断された。認知症全体では女性の発症が多かったが、早期認知症に限ると3分の2(64.9%)が男性だった。 そして、早期認知症と診断された患者の半分以上が、アルコールの飲み過ぎと関連していることも判明した。
飲み過ぎ認知症 は予防が可能
世界保健機関(WHO)は、慢性的な大量飲酒をアルコール換算で、男性の場合は1日当たり60グラム以上、女性の場合は40グラム以上と定義しています。
アルコール10グラムは、ビールでは250mL(ロング缶の半分)、ウィスキーでは30mL(シングル1杯)、ワインでは100mL(グラス1杯弱)に相当すると言う事ですが、少ないですよね。
「アルコールの飲み過ぎが認知症のもっとも重要な危険因子であることが明らかになりました。特に早期認知症は死亡リスクが高く、飲酒と関連が深いことも分かりました」と、世界保健機関(WHO)とともに調査をしているカナダ精神衛生・依存症センター(CAMH)の精神・保健政策部のユルゲン レーム氏は言う。
20歳以上の成人がアルコール依存症になると、平均余命が短縮するという報告がある。認知症が主要な死因となっている可能性があるんだと。 「アルコールがもたらす脳のダメージと認知症は予防が可能です。アルコールをコントロールすることで認知症の発症をくい止められる可能性があります」と、レーム氏は強調する。
それではその予防法は-健診でアルコール障害を早期発見 指導介入を
喫煙習慣、高血圧、糖尿病、うつ病、難聴などがあると、アルコールによる健康障害が増える傾向も示された。
これらはすべて認知症の危険因子でもある。アルコールによる健康障害は多面的に、認知症の発症リスクを上昇させるとみられているとのこと。
「精神科医として高齢者を診療していると、実際に認知症患者にはアルコール使用障害が多いことに気付かされます。
認知症の予防の観点からみると、アルコールによる健康障害を改善する介入が遅れるケースが多いのは残念なことです」と、CAMHの副理事長のブルース ポロック氏は言う。
「定期的な健康診断で飲酒状況をスクリーニングして、慢性的な大量飲酒を早期発見し、アルコール使用障害を治療することを、早期プライマリケアで開始する必要があります」と、ポロック氏は指摘している。
今回の研究では、アルコール依存症のもっとも重篤な症例である入院を伴う治療のみを対象としていたが、アルコール依存は不名誉なことなので、現実には隠れて飲んでいる患者も多いとみられる。
アルコールの飲み過ぎと認知症の関連は、実際にはさらに強くなる可能性があるという。 引用: 公衆衛生についての医学誌「ランセット パブリック ヘルス」より それで世界保健機関(WHO)は、慢性的な大量飲酒をアルコール換算で、男性の場合は1日当たり60グラム以上、女性の場合は40グラム以上と定義しています。
それでは具体的に60グラム、40グラムとはどのくらいかな?
お酒の1単位 : アルコール摂取量の基準とされるお酒の1単位とは、純アルコールに換算して20gです。 この1単位を各種アルコール飲料に換算すると、ビールは中びん1本(500ml)、日本酒は1合(180ml)、ウイスキーはダブル1杯(60ml)、焼酎0.6合(110ml)が目安となります。 お酒の1単位(純アルコールにして20g)
ビール | (アルコール度数5度)なら | 中びん1本 | 500ml |
日本酒 | (アルコール度数15度)なら | Ⅰ合 | 180ml |
焼酎 | (アルコール度数25度)なら | 0.6合 | 約110ml |
ウイスキー | (アルコール度数43度)なら | ダブル1杯 | 60ml |
ワイン | (アルコール度数14度)なら | 1/4本 | <約180m/td> |
缶チューハイ | (アルコール度数5度)なら | 1.5缶 | 約520ml |
アルコール量の計算式
お酒の量(ml)×[アルコール度数(%)÷100]×0.8
例)ビール中びん1本 500×[5÷100]×0.8=20
それでは、飲んだお酒は体の中でどうなるのか
1. 口から入ったアルコールは胃から約20%、小腸から約80%が吸収されます。そして血液に入り、全身にいきわたります。
2. 体内に入ったアルコールの大部分が肝臓で代謝されます。肝臓ではアルコールはアセトアルデヒドを経てアセテート(酢酸)に分解されます。
3. アセテート(酢酸)は血液によって全身をめぐり、筋肉や脂肪組織などで水と二酸化炭素に分解されて体外に排出されます。
4. 摂取されたアルコールの2~10%が、そのままのかたちで呼気、尿、汗として排泄されます。
アルコール代謝経路
お酒を飲むとなぜ酔うのか
血液に入ったアルコールは循環されて脳に到達します。すると、アルコールが脳の神経細胞に作用し、麻痺させます。そして、その結果として酔った状態になります。
酔いがさめるまでの時間は、
体重約60kgの人が1単位のお酒を30分以内に飲んだ場合、アルコールは約3~4時間体内にとどまります。2単位の場合ではアルコールが体内から消失するまで約6~7時間かかります。 これには個人差があるため、体質的にお酒に弱い人や女性はもっと長い時間がかかると言われています。
また、深夜まで飲んでいると翌朝起床後まで体内にアルコールが残っているため、二日酔いとなってしまいます。
アルコール血中濃度と酔いの状態
1.軽い酩酊
イ)爽快期 | 酒量 | 血中濃度(%) |
さわやかな気分になる 皮膚が赤くなる 陽気になる 判断力が少しにぶる | ビール中びん(~1本) 日本酒(~1合) ウイスキー・シングル(~2杯) | 0.02~0.04 |
ロ)ほろ酔い期 | ||
ほろ酔い気分になる 手の動きが活発になる 抑制がとれる(理性が失われる) 体温が上がる 脈が速くなる | ビール中びん(1~2本) 日本酒(1~2合) ウイスキー・シングル(3杯) | 0.05~0.10 |
ハ)酩酊初期 | ||
気が大きくなる 大声でがなりたてる 怒りっぽくなる 立てばふらつく | ビール中びん(3本) 日本酒(3合) ウイスキー・ダブル(3杯 | 0.11~0.15 |
★ 脳への影響 網様体が麻痺すると、理性をつかさどる大脳皮質の活動が低下し、抑えられていた大脳辺縁系(本能や感情をつかさどる)の活動が活発になる 2. 強い酩酊
ニ)酩酊期 | ||
千鳥足になる 何度も同じことをしゃべる 呼吸が速くなる 吐き気・おう吐がおこる | ビール中びん(4~6本) 日本酒(4~6合) ウイスキー・ダブル(5杯 | ビール中びん(4~6本) 日本酒(4~6合) ウイスキー・ダブル(5杯 |
★ 脳への影響 小脳まで麻痺が広がると、運動失調(千鳥足)状態になる。 3. 麻痺
泥酔期 | ||
まともに立てない 意識がはっきりしない 言語がめちゃめちゃになる | ビール中びん(7~10本) 日本酒(7合~1升) ウイスキー・ボトル(1本) | 0.31~0.40 |
★ 脳への影響 海馬(記憶の中枢)が麻痺すると、今やっていること、起きていることを記憶できない(ブラックアウト)状態になる。 4. 死
昏睡期 | ||
ゆり動かしても起きない 大小便はたれ流しになる 呼吸はゆっくりと深い 死亡 | ビール中びん(10本超) 日本酒(1升超) ウイスキー・ボトル(1本超) | 0.41~0.50 |
★ 脳への影響 麻痺が脳全体に広がると、呼吸中枢(延髄)も危ない状態となり、死にいたる。
まとめとして、こんな無茶飲みはしないで、
90歳以上でしたら、朗報があります。こちらをどうぞ!
酒愛好家に朗報? or 悲報?。 残り人生、楽しく、美味しいお酒でエンジョイしましょう!
カンパイ!
お酒に合う美味しさが認められて・・
都内を中心に、
生青汁ドリンクをメニューに追加した居酒屋・バー・クラブが
ぞくぞく!
「ウコン」「しじみ」「肝臓エキス」ではない、特許成分を
はじめとした自然植物メインの次世代の飲み過ぎ
対策サプリメント「エカス ekas」
・セロシアエキス・・・鶏頭(ケイトウ)由来のエキス。富山医科薬科大学と
製薬メーカーの共同研究開発された特許取得成分。
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・コメコサノール(R)・・・米由来のポリコサノールを特許出願中成分。
・ケンポナシエキス末・・・トリテルペノイド・サポニンとフラボノイドが豊富
飲み物と一緒に飲んでおく事で、二日酔いの原因となる、
アルコール分解の際に発生する「アセトアルデヒド」の代謝を促し、
二日酔いの症状を改善解消軽くしてくれます