飲兵衛 の皆さん、こんにちは 今日は朗報となるのかな?
または悲報となるのかな? それは読んでのお楽しみとしまして
90歳以上を対象とした研究の中では世界最大規模の研究プロジェクト「The 90+」の中で、90歳以上の人においては「運動の多さ」よりも「飲酒すること」の方が早期の死亡率減少と関連性があると示されました。
カリフォルニア大学の行う「The 90+」という研究プロジェクトは、1981年に始まった「Leisure World Cohort Study(LWCS)」という研究の被験者を対象に再調査を行ったものです。
LWCSは1万4000人の被験者に対し、健康・趣味・飲酒といったことについて質問を行ったもので、The 90+はLWCSの被験者のうち90歳以上の人々1600人以上を追跡調査することで、「何が人を長寿にするのか」を明らかにしようと試みました。
飲兵衛 に追い風記事
その結果、アルコールを1日に1~2杯飲む被験者はお酒を飲まない人に比べて死亡率が18%低いことが判明しました。
一方で、運動を1日に15分~45分行う人の死亡率は運動しない人よりも11%低い程度であり、アルコール摂取の方がわずかにですが影響が大きいといえます。
研究に参加した神経学・神経科学の教授であるClaudia Kawas氏は上記のような結果について「理由は説明できないのですが、適度な飲酒が長寿を促すということなのだと私は信じています」と語りました。
この他、1日に2時間を趣味に割く人はそうでない人よりも死亡率が21%も低く、コーヒーを1日2杯飲む人も飲まない人に比べて死亡率が10%も少なかったそうです。
が しかし、飲兵衛に逆風も?
しかし、国立アルコール中毒研究所によると、アメリカでは毎年8万8000人以上の人がアルコールに関連する病気で亡くなっており、アルコールが「栄養不良」や「タバコ」に次いで第3の「予防可能な死亡原因」となっていることも事実のようです。
また、肝硬変や肝臓癌など肝臓系の疾患でなくなる人は2万4000人で、アメリカ臨床腫瘍学会はアルコールの摂取がガンのリスクを上げると発表しています。
さらに、2014年の研究で、週に1度お酒を飲み過ぎる50~60代は同年代の飲酒量が少ない人に比べて、20年以内に亡くなる確率が2倍になることも示されました。
アルコールの摂取が寿命を長くするどころか短くすることを示す研究結果も数多く存在するのです。
もちろん、適度な飲酒が心臓疾患のリスクを下げるといった内容の研究結果も発表されています。
ただ今回の調査について言えば、Kawas氏は「私たちが90歳の人々を対象に研究を開始したということを覚えておいてください」
「若い頃に過剰の飲酒を行っている人は、90歳にもなれない可能性があります」と語っています。
Kawas氏の発言と同様の結果が2016年のメタアナリシスでも示されています。この研究ではアルコール消費と長寿の関係を調べた87個の研究が解析されたところ、「適度な飲酒」は「健康をもたらすもの」ではなく、「健康かどうかの指標」にしかならないのではないかということが述べられました。
つまり、「飲酒を行わなかった人」は若い頃に過度な飲酒を行ったか健康上の問題があるために飲酒をしないという選択を行っていたのであり、反対に「適度な飲酒」を行っている人は、健康状態がよいために「適度な飲酒」が可能であるということ。
飲酒が健康をもたらすのではなく、健康状態が飲酒の可否に影響を与えているのであって、因果関係が逆になることも考えられるのです。
このような研究の因果関係を明らかにするのは難しく、「適度な飲酒は健康を促進する」と結論付けるには、さらなる研究が必要なところです。
まとめとして
お酒を飲む時は適度に、そして長寿のためではなく楽しむために飲むということ
までといえます。
やはり何事も ほどほどに ですね。
健康な長寿で美味しいお酒、ワイン、コーヒーなどで謳歌しましょう!
併せて、この記事の英語版もどうぞ ”For those over 90, alcohol better than exercise for longevity”
近頃ですが、味と言い、値段と言い、大変なお得なワインと出会いましたので、ここにご紹介させていただきます。ストレス社会で息してる我々、発ガン物質にも繋がりかねない活性酸素を抑制してくれるポリフェノール含有の赤ワイン、健康な長寿のためにも、オススメ赤ワインです。
|