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次世代通信5G到来に伴い遠隔医療(オンライン診療)時代に

古林 茂樹
Written by 古林 茂樹

皆さん こんにちは、今日は健康管理に果たす役割が今後ますます重要になると思われます” 遠隔医療 ” (オンライン診療) について報告させていただこうと思います。

しかし、そもそも ” 遠隔医療 ” とは, いったい何でしょうか?

このところメディア、とりわけ新聞、テレビなどでも騒がれています来年度、2020年からの5G(第5世代移動通信システム)の実用化が本格化ということで、ビジネスチャンスと捉えている企業は着々と準備を進め、その到来を待ち構えているのではないでしょうか。

東京オリンピック・パラリンピックの開幕時には、スポーツイベント会場や大都市の繁華街など、多くの人が集まるエリアでギガビットクラスの超高速モバイル通信が利用できるようになったり、自動運転や、産業機器の遠隔操作・制御などのミッションクリティカルなIoTサービスが提供されたりで活用範囲は広くますます我々は便利な時代に突入ということですね。

それで、本題の遠隔医療、またはオンライン診療についてですが、デジタル技術を用いて、中央の拠点で仕事をしている医師たちが各地の集中治療室にいる患者の治療をモニター画面で見て監督することができるのです。

遠隔医療
【患者宅への訪問診療を想定した遠隔医療の5G実証実験で、送られてきた鮮明なエコー映像などを見ながら助言する県立医大の穂積健之准教授(令和元年5月21日、和歌山市で)】

上記のような形で、医療サービスの提供者達は、自宅にいる人を毎日24時間モニターする自宅入院プログラムを立ち上げて、先端技術の拠点から、デジタル技術を使って遠隔操作で患者の治療やモニターをするようになっているのです。

また、例えば、専門医は拠点から双方向のビデオ・音声技術を使ってモニターし、いくつもの新生児室にいる新生児の治療のアドバイスをすることもできるのです。

また、発疹のある患者や、特別な治療が必要な外傷のある患者は、地元の医院に行って、インターネット電話サービスを使って専門医に相談することもできるのです。

また、そういう患者はさらに、自宅のコンピューターやスマホ経由で同じこともできます。遠隔医療のおかげでまた、一般開業医は大規模な医療センターにいる専門家に、通信回線で顔を見ながら助言を求める事も可能です。

友人の治療過程の一つが、彼女の家とそうした拠点の一つに勤務する専門医とをつなぐ遠隔医療なんですが、彼女は毎日24時間モニターされていて、それによって、とても必要としていた安心感を得ているとのことです。そしてこの遠隔医療サービスで受けられる治療のレベルの高さにとても感心されていると言っています。

それにもう一つ、大きな利点として、病院に行かない、つまり院内感染にかからないという事ですね。医療専門誌によると、アメリカでは、患者の25人に一人が常時、病院内でかかった感染症と闘っているそうです。

また日本でも、2018年に、鹿児島大学病院で入院患者15人のうち、8人が病院内の感染症で亡くなっているとの報告があります。

こんな話を聞くと、ゾッとする面もありますね。なぜなら、病院に行こうと思うのは、病気を治すのであって、病気になる、いや死亡するためではないのですから。

話し変わって、そのアメリカの医療専門誌に、今アメリカでは、病院がずいぶん変わっているという記事がありましたが、それは 以前より小規模になって、まずデジタル化、ハイテク化が進み、マイクロホスピタル化になっているとのことです。

マイクロホスピタルとは?

早く言えば、病院のコンパクト化というのでしょうか、それは近所の病院といった感じで、一泊用のベッドが十数床くらいで、一般には「ヘルスプレックス」と呼ばれる2,3階建ての複合ビルの中核施設にあり、救急、産科、外科、臨床検査、放射線医学などのサービスを提供しているのです。

たいていの場合、マイクロホスピスを利用する患者は、平均して90分以内に治療を受けて家に帰されるとの事。治療のために一晩入院する人は、1割もいないとのことです。患者がより高度の治療を必要とするならば、一般の総合病院に移ってもらうとの事です。

このようなマイクロホスピタルが増えている動向の背景には、やはり経済性との事、従来の病院での治療は、数多くの医療的な問題を扱うとなると、とにかく高額すぎるし、非効率すぎる。

マイクロホスピタルが全国各地に開設されているもう一つの理由は、自分が受ける治療の種類を、人々が以前より慎重に選ぶようになっていることだそうです。

さらに、従来の病院から連想される治療中心のモデルではなく、予防と健康維持にますます重点が置かれるようになっていることだそうです。

さまざまな包括的な治療を提供する単一の施設という、病院の従来の典型的な形は変わりつつあり、病院は大規模な集中治療室へと次第に進化していて、そこは、専門治療やハイテク治療、本格的な救命救急治療を受けるために患者が行く所なのです。

そこで、さきほどの友人は、自分が選んだマイクロホスピタルで受けた治療にとても満足していました。彼女が言うには、そこでの医療サービスは、過去に治療を受けたことのあるいくつかの大病院よりも、患者一人一人に親身で優しかったそうです。

高度な専門家スタッフをたくさん抱える大病院へのニーズが低下しつつあることは事実のようですが、と言って、総合病院の終わりを意味するわけではありません。

重篤な患者の治療をするためや、複雑で危険を伴う外科手術のために、総合大病院は常に必要とはされていますから。

私たちのこれからのますますの高齢化社会では、医療サービスの需要が着実に高まっていますから、マイクロホスピタルや遠隔医療は、その需要に応えることで、すでにその価値を明確に示しつつはありますね。

If you’re interested in English version, please browse to the following “Telemedicine“, thanks

About the author

古林 茂樹

古林 茂樹

1946年(昭和21年9月16日)、長野県生まれ、紆余曲折の末、古希を迎えた70歳からbloggerとなり、現在ちょうど4年目(Sept.30,2020)だが、いまだ試行錯誤の毎日、だが、ヤリガイがあり、縄跳び、swimming, & ワインと共に楽しく、happyな毎日です。
I'v lived a life full of ups and downs, and turns and twists, however, I'm happy.