地酒 ブームの発端酒
「幻の 地酒 」越乃寒梅の魅力とは?
「幻の地酒」ともてはやして、これが「地酒ブーム」の第一号になったために今でも時に一本一万円以上のプレミアがつくこともあるそうですが、昔は「地酒」という言葉自体なかったのですよね。
新潟だけでなく全国には小さな酒蔵はたくさんあり、「越乃寒梅」(こしのかんばい)も元々はその一つに過ぎませんでした。
そして越乃寒梅は雪国の代表県でもある新潟県を代表する日本酒で、全国的に知られる銘酒のひとつになっています。
1960年代、ある高名な料理評論家が絶賛し、当時は地元以外では手に入らなかったために一代ブームを引き起こした牽引酒ともいえるのではないでしょうか。
しかし現在は、他の酒蔵の努力により現代風にマッチしたお酒があちこち出回り、残念ながら、あの「越乃寒梅」あの時ほどでなくなってしまい、下手をすると、名前さえ知らない呑兵衛(のんべい)もいるんではないでしょうか!
しかし実は越乃寒梅のすごいところは、大ブームを起こしたことなどではなく、太平洋戦争前後の国策で醸造用の糖類・アルコールを添加したいわゆる「三倍醸造」が蔓延して大半の日本酒が飲めたもんじゃなかった時代から、決して儲けに走ることなく本来の酒造りを貫き、今と変わらない「淡麗辛口」のすっきりとした味わいの酒を造り続けていてくれたことなんです。
恐らく何十年たっても、安心できる良いクオリティの酒を造り続けるんじゃないんでしょうか、と同時に飲兵衛としても切に願わざるをえないです。
石本酒造は1907年(明治40年)創業の100年以上の酒造り杜氏魂の詰まった,また日本古来の本物の味を、晩酌に、また贈り物としていかがでしょうか?
「越乃寒梅」に乾杯! ⇒
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