ガン・ボケ・血管予防 健康トリビア

歯を労りつつ「 恍惚の人 」に陥らないために、
すべき事とは?

古林 茂樹
Written by 古林 茂樹

「 恍惚の人 」、今から46年ほど前の昭和47年に出版され2,000万部近く売り上げて、もう当時としては、大変な話題というより一種社会現象にもなりましたね、そして その後も何本か映画化、テレビなどでも放映されました有吉佐和子さん作の「恍惚の人」覚えているでしょうか?

恍惚の人

皆さん こんにちは、日増しに春のニオイを感じさせるこの頃ですが、いかがお過ごしですか? 今日はこの「恍惚の人を取り上げてみたいと思います。

このヒット作のお陰で、”認知症” と言う病名が広く知れ渡るようになったとも言われていますね。

そうゆう私はまだ “華の20代前半” あたりで、その小説の名前は知っていましたが、その当時の自分とは まだ縁のない話で、関心はありませんでしたが、72歳(平成31年3月現在)になり、いよいよそんな悠長なことは言っていられなくなりました。

とは言っても、糖尿病、高血圧のように、”糖分控え”、”塩分控え”と具体的に注意があれば、あとはもう本人努力しかないですね。

その点、この認知症は、何を控えればいいのか、何をすればボケなくなるのか、または発症を遅らせることが出来るのか、全然どの健康雑誌,テレビでの健康番組を見ていても、具体的にまだ見たことないのではないでしょうか。

それが あったのです。今月。認知症患者20万人を診、この道 30年という認知症専門内科医の長谷川先生からの「警告本」が たまたま目に留まり、思わず一気飲みではなく、一気立ち読みしてしまい、それを元にここ、少しでも皆様方のお役にたてばと思い 早速ペンを取らせてもらいました。

そして、その中で ”歯”と”認知症” とかなり深い関係があることがわかりました。若き頃無視していた 例の「恍惚の人」の中でも、主人公の高齢男性は、若き頃から總入れ歯で、でもかみ合わせが悪かったりで満足できず、最後は自分で自作までしたが、やはり満足できず、その内、恍惚の人になってしまうと言う話だったんですが。

では一体、「 恍惚の人 」認知症と歯とどうゆう関係があるの?

警告本の冒頭に、以下のような ”脳寿命チェックリスト” がありました。試して見てください。

如何でしたか? 先生曰く、「一つ以上でも心当たりある人は口腔状態の悪化による脳の老化が始まっている可能性がある」と、もう初っ端から、歯周病の兆しが既ににみえていると脅されました。

研究の結果、現代では、歯周病を引き起こす歯周病菌が、アルツハイマー型認知症の原因となることがわかってきたとの事です。

歯周病菌が出す毒素によって歯肉などに炎症が起きると、血液中に炎症物質 ”サイトカイン” が流れ込む。これが脳にたどり着くと “アミロイドβ” と言うたんぱく質が脳の中で増える。

そしてこれは 記憶を司る “海馬” を中心に少しづつ溜まっていき、それに圧迫される形で脳細胞が死滅し、記憶力が低下していく。つまり歯周病になると、アミロイドβと言うごみが脳に蓄積され、アルツハイマー型認知症の発症、悪化リスクが高まるとのことです。

こちらは、名古屋大大学院医学部系研究科の上田教授の調査の報告からですが、アルツハイマー型認知症の高齢者は、健康な高齢者に比べ、残っている歯の本数が平均して3ぶんの1しかないと、つまり 歯が早く失われ、しかも治療もせずに放置しておくと、アルツハイマー型認知症の発症のリスクが健康な人の3倍になると結論付けているとのことです。

さらに この研究では、すでにアルツハイマー型認知症を発症している高齢者に関して、失った歯の本数が多い人ほど脳の萎縮度が高いという画像診断結果が出ているとのことです。つまり 歯がないとアルツハイマー型認知症を発症しやすいだけでなく、進行しやすいことも明らかになってるとの事です。

それでは歯を改善する方法はあるの?

1)よく噛む事、一回噛めば3.5cc(魚の形の醤油入れの分量)の脳血流が増える。噛む事によって歯の下にある歯根膜というクッションの様な器官が押され、血液を脳に送り込む。つまり 歯がないと流れませんから、噛めない人はそれだけで損をしているわけです。

2)噛むほどに脳は若返る。口の中への刺激が脳を活性化させると言うことです。

3)「口の中はゴミ屋敷」をもっと意識するべし。歯科衛生士さんからの話ですが、この冒頭に書いてある通り、口を開けば、食べかすだらけのゴミ屋敷を抱えている人の多いこと。やはり 1日一回の歯磨き、15分ほどがベストとのことですが、最低は5分は頑張ってほしいとのこと。お風呂に入りながら歯を磨くと気にならないとのことです。そして通常の歯ブラシと歯間ブラシでがベストです。

4)唾液は強力な洗浄液。 歯周病菌を含め、口腔内の細菌増加を食い止める術として、唾液分泌を促進させることが 重要と言われています。いくら歯磨きをしても、ドライマウス(口腔乾燥症)のせいで口腔内細菌が増えれば、脳や全身の疾患リスクはどんどん高くなります。

1日1.5リットルの分泌量によって保たれる「洗浄作用」はもちろん、歯周病菌の毒素(リボ多糖)を無毒化するラクトフェリン、病原性細菌と戦ってくれる免疫グロブリンなどによる「殺菌作用」など、唾液は素晴らしく強力な浄化液なんです。しっかり分泌されていれば、大きな口腔トラブルは起きないと言われています。

それでは、どのようにして唾液を分泌させるの?

お勧めは「舌回し運動」です。唇を閉じたまま、目一杯 舌先を伸ばして、歯の外側と唇の内側の間を大きくなぞるように、ぐるりと一周させます。2~3秒で一周を目安に、そして右回りと左回りを各20回を1セットとし、これを朝昼晩の3度行えば、びっくりするほど唾液があふれ出るのが実感するでしょう。

アメリカでは、今や歯科衛生士は独立開業できるというくらい、職業ランキングで、そして社会的な地位が高くなってると言われています。

つまり、それだけ歯と脳の怖い関係に目ざめていると言うことでしょう。他方、北欧などでは、年に最低2回は歯科でプラークを除去をしなければ、保険が適用されないようです。歯と健康な身体の関係が認知されていることの証左でしょう。

まとめとしまして脳の老化を止めたければ歯を守るべし

尚、「恍惚の人」作者;有吉佐和子さんの公式サイトはこちらから

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この「シアル酸」がポイントなんです。
シアル酸とは糖鎖の1種で、細胞と細胞の情報伝達の役割を担っています。
このシアル酸は全身に必要ですが、これがないとうまく体の機能が働きません。
中でも脳が働かなくなってしまうと大変ですよね。



 

また同様な「認知症」の2つのサイトもどうぞ。

① 朗報! アルツハイマー認知症予防に

② 飲み過ぎが「認知症」に、リスクは3倍以上で

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古林 茂樹

古林 茂樹

1946年(昭和21年9月16日)、長野県生まれ、紆余曲折の末、古希を迎えた70歳からbloggerとなり、現在ちょうど4年目(Sept.30,2020)だが、いまだ試行錯誤の毎日、だが、ヤリガイがあり、縄跳び、swimming, & ワインと共に楽しく、happyな毎日です。
I'v lived a life full of ups and downs, and turns and twists, however, I'm happy.

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