欧米ではどんどん減っているのに なぜ、日本人ばかりが「 がん 」患者が増えているのか?
今年(2019年)の長かった梅雨も ようやく終わりを告げようとしているこの頃ですが、皆様はいかががお過ごしですか? 今日は 加齢と共に最も気になる「 がん 」についてお話しようと思ってます。
近頃の厚労省が公開した「平成29年簡易生命表」によれば、日本人の「平均寿命」が過去最高を更新して、男性は「81歳」、女性は「87歳」との世界的にも男女共1~3位当たり以内とのことです。
平均寿命が伸びてる理由として「悪性新生物(ガン)」「心疾患」と「脳血管疾患」の死亡率の改善から死亡率が下がったことです。
とは言いつつ、「先進国では日本だけが がんの死亡数が増え続けているのも事実なのです」と東京大学医学部附属病院放射線科准教授の中川恵一氏はこう断言しています。
そしてまた、平均寿命の上位ランクにあるとはいえ、その数字だけが独り歩きし、日本人は健康なのだと思いがちだが、そう考えているのは我々日本人だけのようです。
例えば、米国で1年間にがんで死ぬ人は、約57・5万人。日本人は約36・5万人だが、人口10万人当たりで換算すると、日本人の死亡数は米国の約1・6倍にもなっているんです。
意外なことだが、日本は医療面でも先進国であるにもかかわらず、がんが原因で亡くなる人が増え続ける唯一の国ということを。
いまや日本ではがん患者が増え続け、2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで死ぬ—そんな時代になった。がん研究振興財団が昨年発表したデータでは、1年間で新たにがんと診断された人は74万9767人。がんは、日本人の死因のトップとなっている。
脳卒中を抜き、がんが死因の1位になったのは1981年。その後、がんの罹患数、死亡数ともに年々増え続けている。死亡数は、30年で2倍以上にも膨れ上がっています。
もちろん、世界的に見ても、がんは患者数も死亡数も増えている。だが、国際がん研究機関(IARC)の発表によると、世界中で、がんで死ぬ人の65%は発展途上国の国民。先進国では、がんが原因で死ぬ人は減り続けているというと中川医師が続けています。
「欧米では、だいたい毎年5%ずつがん死亡数が減っています。それに比べ、日本では増加が止まりません。1995年の時点では、日本も米国も同程度でしたが、それ以降、差はどんどん開いていっています」
がんの患者数が増えれば、がんで死ぬ人が増えるのは当然のことのように思えるが、そうではない。
先進国の場合、高度な検査設備があることで、従来ならば見つからなかったレベルの早期のがんが発見され、患者数が増加しているという側面もある。
だが、その場合、見つかったとしても高い治療技術があれば、がんを治すことができるはずだ。医療設備が整った先進国では、がんによる死亡数が減少していって当然である。
ましてや、先進国の中でも、日本の医療はトップクラス。「とくに手術の技術は、世界一」(前出・中川医師)とも言われる。そんな日本でなぜ、がん死が増え続けているのだろうか。
一般的に言われるもっとも大きな要因は「高齢化」である。
「他の先進国と比較して、日本では高齢化のスピードがものすごく速い。それが、がん死が増えている一番大きな要因だと言えるでしょう。日本のがん死亡者数は、団塊の世代が80代後半になる2030~2035年くらいまでは、増加し続けると思います」(大阪大学大学院医学系研究科社会環境医学講座教授・祖父江友孝氏)
高齢化が進むほど、がんの患者は増える。これはまぎれもない事実だ。
「がんは遺伝子の異常が積み重なることで発症します。その異常の多くは、生活習慣に由来する炎症や化学薬剤、放射線など外的要因によるもの。あるいは、新陳代謝で細胞が分裂する際に、ある一定の確率で遺伝子に異常が起こります。
つまり、長生きすればするほど遺伝子に異常が起きる可能性が増えるので、がんになる確率も高くなるというわけです」(北海道大学大学院医学研究科探索病理学講座特任准教授・西原広史氏)
言ってみれば、がんは老化現象の一つ。年を重ねれば、がんになるのは当然とも言える。実際、日本での統計(国立がん研究センターがん対策情報センター)を見ても、高齢になるとがんの患者数はぐっと増える。50~54歳でがんを患っている人は約3万3000人。それが60~64歳になると約9万5000人、70~74歳になると約12万2000人となる。
食事・食品が原因?
よく言われていることではあるのですが、早期でがんを見つけるためには定期的にがん検診を受け、その結果必要なら、手術を含めた治療を受けると、これも大きな予防法である事は事実ですね。
しかし、もう一つ、やはり身体に入れる、あるいはもう入れたモノ、食品ですね。それで米国の健康検査機関発行の記事をもとに「アナタが近頃食べた可能性のある発がん性のある12の食品」を、以下に、私達がよく日常生活で消費している一般的な食品ばかりですが、健康的な選択肢とともにあげます。
ジャンクフードは、がんの主な原因です。たとえ食べているときには非常においしくて感じても、長期的にはあなたの健康に様々な深刻なダメージを与える可能性があります。 しかし、それ以外のいくつかの食品も、ジャンクフードと同じくらいあなたの健康に悪影響を与え、最終的にがんを引き起こす可能性があります。 そしてそれらの食品の最悪なところは、あなたがそのような疑いを持ってさえいないかもしないということです。
1. ソーダ
金魚鉢ソーダって、美味しそうですね!
ソーダは砂糖がたくさん入っていて、がんのよい栄養源になります。たとえそうでなくても、あなたにとってすでに十分悪い食品です。また、多くの場合、人工カラメル着色料が入っています。 この人工着色料はカラメルIVと呼ばれ、アンモニアベースのプロセスの副産物として発がん性化学物質4-MEIを含んでいます。
他の選択肢:水はいつでも最高の選択肢です。でも、もし甘いソーダがどうしても飲みたいのなら、カラメルIVを使用していない商品を選んでください。
2. 焼き肉
焼き肉は美味しいですが、調理時の高温で肉の化学構造や分子構造の変化し、発がん性炭化水素を生成することが科学者達によって発見されています。
他の選択肢:赤身の肉は控えめにして調理時には注意をする。もしくは鶏肉のような白身の肉を食べることです。
3. 電子レンジポップコーン
ジアセチルはレンジから出したときにあなたの電子レンジ用ポップコーンを美味しくするものですが、この物質は加熱すると、人間にとって有毒な蒸気になります。 また、袋の裏地には発がん性があります。 さらに、ポップコーンの製造者は彼らの使う穀物が遺伝子組み換えであるかどうかを報告する義務がないため、そうである可能性が高いということです。
他の選択肢:オーガニックのトウモロコシを買ってきて、オーブンでオリーブオイルをかけて作るか、オイルを使わないタイプのポップコーンメーカーで作りましょう。
4. 缶詰、特にトマト
Open tin of chopped tomatoes with whole fresh unfocused tomatoes behind. Wood surface.
缶詰の内側には、ラットの脳細胞を変化させることが証明されているホルモン破壊物質である化学物質BPAがコーティングされているため、缶詰食品は危険です。 酸度がBPAを食物に染み込ませ、さらに不健康なものにするので、缶詰のトマトは特に問題があります。
他の選択肢:目的に応じて生や冷凍の食品を買いましょう。
5. 人工甘味料
ほとんどの人工甘味料は化学プロセスによって製造されており、それらが安全かどうかを本当に知るための十分なデータはありません。 人工甘味料は毒素DKP(ジケトピペラジン)を体内に蓄積させ、脳腫瘍を引き起こす可能性があるという研究もあります。
他の選択肢 :あなたが甘味料を使わなければならないなら、自然な製法で作られているステビアを選んでください。 一部のレシピは、代わりにアップルソースを使うことができます。
6. 精製された小麦粉
精製された小麦粉は、通らなければならなかった化学プロセスのせいで、栄養価が何もありません。 さらに悪いことに、白くするために塩素ガスで漂白されています。 また、体内で非常に簡単に砂糖(がんの好きな食べ物)に変わる炭水化物でいっぱいです。
他の選択肢:料理するときは、漂白されていない全粒粉を使います。また、パッケージの裏側をよく読んで、どの程度漂白されているのか確認します。
7. 従来の果物、別名「汚れた」果物
果物や野菜自体は健康に良いですが、農薬を散布されている場合はまったく話が別です。 例えば、アルトラジンは、人体に深刻な問題を引き起こすためヨーロッパで禁止されている除草剤ですが、米国では今でも普通に使用されています。 エンバイロメンタル・ワーキング・グループ(EWG)によると、従来の果物の98%はがんの原因となる農薬で汚染されています。
他の選択肢:オーガニック食品であることを買う際の優先事項の1つにし、食べる前にすべてよく洗います。
8. 加工肉
これにはベーコン、ホットドッグ、ソーセージ、そしてコールドミートなどが含まれます。 加工にはしばしば大量の塩と危険な化学物質、特に硝酸塩と亜硝酸塩が食物を保存する目的で塩とともに加えられます。 添加物はより好ましいものにするために使われるのですが、あなたの健康上のリスクを急上昇させます。
他の選択肢:オーガニックの肉を食べ、より加工されていない防腐剤の入っていないものを選び、注意して洗い調理することを忘れないでください。
9. ポテトチップス
ポテトチップスにはがんの原因になるいくつかの理由があります。 一つ、トランス脂肪酸で揚げられ、それを吸収しています(このリストの5番目の項目を覚えていますか? )。二つ、塩を大量に含んでいます。これはがんの危険性を増加させるだけでなく、心臓病の危険性も増加させます。 多くの商品は防腐剤と人工着色料も含んでいます。
他の選択肢:体によいおやつには、プレッツェル、ナチュラルなポップコーン、またはバナナチップなどがあります。
10. 遺伝子組み換え食品
遺伝子組み換え食品の安全性については激しい議論があります。 巨大な食品製造業者などは、遺伝子組み換え食品は有機食品よりも信頼性が高くなるように作りかえられており、貧しい国でも簡単に育てることができるため、遺伝子組み換え食品を好みます。
しかし、食品が店頭に並ぶ前の安全性テストはほとんど行われておらず、今のところ長期的な健康への影響についてはわかっていません。他の選択肢:非遺伝子組み換えラベルの付いたオーガニック食品を。
11. アルコールの過剰摂取
国立がん研究所による研究は、過度のアルコール摂取と頭頸部癌、食道癌、肝臓癌、乳癌、および結腸癌との関連性を示しています。 しかし、適度な消費についてはまだ議論が続いており、一般的にはアルコールを適度に飲むのは健康的であるとさえ考えられています。
他の選択肢:もしまだやめることができなければ、アルコールの消費量を低リスクカテゴリーの枠内におさめてください(女性は1日3杯以下、男性は1日4杯以下。1週間あたり、女性は合計7杯以下、男性は合計14杯以下です)。もしあなたが長期のアルコール中毒でやめたいと思っているなら、生命に関わる発作や精神錯乱を引き起こす可能性があるので、そちらも併せて注意してください。
12. 精製糖
この分野における最大の問題は、高フルクトースコーンシロップ(HFCS)や他の精製された砂糖ですが、大会社はより自然な砂糖を作るかわりに後から糖蜜を足しているようで、ブラウンシュガーでさえ問題になりつつあります。精製糖は主なインスリンスパイクの原因であり、糖はがん細胞の増殖を促進します。
他の選択肢:パッケージされた商品を買う際は、常に原材料を確認してください。健康的な食物であっても、含まれる砂糖の量に驚くでしょう。 甘いものを食べたくなったら、天然の果物を食べましょう。
如何でしたでしょうか? ちなみに先ほど、ここに述べられていた食品を食べてしまったからと言って、すぐどうとなることではありません。ただ毎日のように頻繁に食べていると、可能性は高くなると思われます。 なるべくここで言われているような食品は避けて、健康増進に役立つ食品をと願う所存です。
最後に、身体内に蓄積されてしまったガンの元となる有害物質などのデトックス効果のある 「おいしく飲め無害なお水なら蒸留水, デトックス効果のある蒸留水」を一読どうぞ。